iPhoneが古い端末にもアップデートを配信し続ける理由

iPhoneが古い端末にアップデートを配信し続ける理由

ちゃんとApple側にもメリットがあるからなんです。

 

iPhoneを買う理由は様々あると思いますが、その一つとして手厚いサポートの安心感があるのではないでしょうか?電話対応やショップでの対応はもちろんですが、iOSのサポートが非常に長いことも買う理由の一つとしてあるでしょう。

AndroidはPixelシリーズを除きOSのサポート期間がメーカーによって様々です。それはメーカーがAndroidに独自のチューニングをしているためGoogleが最新のAndroidバージョンを配信しても、メーカーがそれにチューニングを加えないといけないためなかなか最新のAndroidをすぐに更新することが難しいというメーカー側の事情があります。さらにメーカーからしたらすでに販売済みで利益がそれ以上見込めない端末に対してAndroidをチューニングして更新するほどコストをかける理由がないのも事実。

ですから格安のAndroid端末を購入しても数回しかアップデートがされなかったりすることが普通にあります。

そんな中、iPhoneはどうでしょうか?iPhoneは最長で5年もOSの更新をサポートしている。例に挙げるとiPhone5s。iPhone5sは発売されたのが2013年で当時はiOS7が搭載されていたのですが、それから2018年にiOS12が配信されるまでずっとサポートしています。ここまで長いサポートをしている端末はAndroidでは聞いたことがないです。

しかし先ほど申し上げたように、メーカーからしたらすでに販売済みの利益がそれ以上見込めない端末に対してOSの更新するほどコストをかける理由がないはずなのに、これはAppleにとってメリットがあるのか?と思いますがしっかりとメリットがあるんです。Appleはその他のAndroidを搭載しているスマホと違い、販売後も確実な利益が得られるのが大きな違いであると私は考えます。

例えばあなたがスマホでゲームの課金をしたとしましょう。AndroidでもiPhoneでも我々使う側からしたら全く同じですが、それに対する利益の行き先が大きく違うのが現状です。Androidの場合はGooglePlayストアで課金をした金額の約3割が「Google」の利益になります。つまりそのスマホを作っているメーカーに対しては一円も利益が入らないんです。それに対してiPhoneは課金をしたら「Apple」に利益が入るようになっているんですよね。

要するにAppleからしたら機種を変えずともそのiPhoneで課金さえしてくれれば利益が得られる訳です。さらにサポート期間が長いという事は信用とブランド力の維持にもつながります。その信用とブランド力もあってか中古市場でもiPhoneは高く売買されています。中古でiPhoneを購入し課金などをしてくれればAppleにとっては利益がしっかりとはいる仕組みになっているんですね。これでAppleがFacebookやGoogleのように広告で利益を得る方法ではなく「信用されること=プライバシー」に力を入れているのも理解できます。端末が壊れたとか動作がもたついたという理由で機種変更をする際にも信用さえあればまたiPhoneを選んでくれる訳だからなお良いです。いいこと尽くめ。

これがiPhoneとAndroidのサポート期間差の大きな理由です。

しかし『じゃあ、Androidは全部サポート期間が短いの?』と言われるとそれに対しては違います。先ほど「Pixelを除き」と言いましたが、そのPixelに関してはGoogleが作っている純正Android端末であり、アップデートはすぐ行われるしサポート期間も長いです。更に最近ではAndroidOSのサポート期間を最低○ヶ月間保証のように最初から公表するメーカーも増えてきています。例えばAQUOSブランドで展開しているシャープは最低3年間OSアップデートを保証していたりするので、しっかりと我々がメーカーを選べばAndroidでも安心して使うことができます。

そのほかにも自社でストアを展開しているSamsungのGalaxyやHUAWEIなども自社で利益を得られる構造もあってかOSのサポートが長いことで有名ですね。

こうやってみるとAppleの戦略というか販売方法は本当に賢いですよね。最近はAppleMusicやApple Oneなど月額性のサービスを展開していたりと世界トップの大企業はすごいなあと実感します。